蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第639章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2-2
PM18:00
コンサート公演後
事務所の寮のリビング
事務所社長が買ってくれた、ハンバーガーショップのハンバーガーセットにてお疲れ様会中
和也side
翔.和也.智.雅紀.潤「おつかれした~!! プハ~」
初めて、ファンの子達を前にやったコンサート だったんです
ありがたい事に 、デビューさせて頂く事が決まってから先輩達のドラマや、バラエティで 勉強させて頂く機会を頂いたり、お披露目コンサートをする機会を用意してもらってたんです
でも、世の中が大変な事になって
潤『無観客でもさ』
雅紀『コンサートできないかな?』
和也『SNSを使ってみます?』
智『いろんな事自分たちで考えてさ』
翔『事務所の社長とかに相談してみようか?』
そう、五人で話合って社長に話す事に
智side
いくらデビューをするって決まっていても、実績もなんもないオイラたちがさ『お披露目コンサートを無観客でも、する事出来ないですか?』なんて
『バカな事いってんじゃない!』
とか、怒られんじゃないかって思っていたの。けどさ
『素晴らしいじゃないか! 自分達で色々考えてアイディア出し合って! 提案してくれる。私は嬉しいよ!』
社長は、何でか泣いて喜んでくれたんだよね
──
雅紀「社長に『本当にご褒美が、ハンバーガーで良いのかい?』っておどろかれちゃたね?」
潤「先輩に『コンサート前は、太らないように食事に気を使ってるね。肉は赤みのステーキを食べてる』って教えてもらったからね」
和也「けど、すごいですよね。僕たちステーキなんてなぁ。って思ってたら寮のおばちゃんが、 朝からステーキを用意してくれて。ビックリですよね」
智「ホントだよね。おばちゃんがさ、きちんと体に良いメニュー作ってくれたのも感謝だし。社長が『何でも好きな事をお願いして良いよ』って言ってくれたのも嬉しかったよね」
翔「1ヶ月、太る物を我慢しただけなのにね? お願いに選んだのがさ。食べたくてしかたなかった、ハンバーガーセットって。面白いよね? ぼくたち(笑)」