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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第465章 コンプレックス 2-12


何がどうしてあんな事になったんだろう…

発表会。僕の番が来てピアノの前に座って呼吸を整えながら…心の中は何で?が駆け巡っていた

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1時間前

なぜ智さんとカズくんが?… 右ポケットの中?僕は慌てて右ポケットの中を探ると固いものに触れて…何?

翔『ボイスレコーダー?』

種橋『ボイスレコーダー?』

視界の隅で、一瞬で表情が青くなった種橋授の顔が見える…

どういう事?

和也『翔ちゃん。ちょっと確認させて』

カズくんが、そう言って僕からボイスレコーダーを受け取って

智『おお。きちんと録音されてる。良かった良かった。翔、もう大丈夫だからな』

智さんが、ボイスレコーダーが機能していたか確認して…?

『突然驚かせてすまなかったね。櫻井くん。私達3人は警察の者です』

警察… ますます何が何だか分からなくなって

-コンコン-

翔『雅紀くん?潤さん?』

どうして?

雅紀『翔ちゃんを脅したヤツは許さないからね』

潤『カズと、智さんから相談を受けたから警察官の親父にね…』

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和也&智side

会場




(小声)

和也「翔ちゃん。激しく動揺しているはずなのに素晴らしい演奏ですね」

智「オイラの翔だぞ?当たり前です」

和也「私の翔ちゃんですけど」

智「翔に確かめるか。オイラの翔か」

和也「私の翔ちゃんか。翔ちゃんに聞きますか」


雅紀&潤side

(小声)

雅紀「翔ちゃん可哀想に…」

右隣の席の二人の不穏な会話…

潤「二人にとっては、お遊び だろうけどさ。毎回アタフタしている翔くんが可哀想で…」

雅紀「ね?けど種橋?親父さん達に拘束されて良かった」

潤「種橋の常套手段。新入生で気にいった学生の弱みを握って脅して、身体の関係を…な…」

雅紀「結局。翔ちゃんの弱みは掴めて無かったんだよね?種橋。けど翔ちゃんの大切な人。二ノと、智さんを利用して…マジ許せないよっ」

潤「親父…警察が知らべてくれる。罰が下るさ…」

俺は、そうだね。って答えて。少し離れた席で翔ちゃんの演奏を涙しながら見つめている、翔ちゃんのお母さんが…

良かった…翔ちゃんが無事で…

智&和也side

お母さん泣いてる…良かった…嬉し涙で…
















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