蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第464章 コンプレックス 2-11
雅紀&潤side
電話中
雅紀「さすが二ノだよね。智さんも。翔ちゃんの律儀な性格を見越してさ。電話の内部を録音するとか」
潤『な?けど、自分達で解決しようとしないで、相談してくれて良かったよ』
雅紀「ね。俺も潤さんを傷付けるヤツがいたら許さないし、潤さんを守るからね」
潤『っ、雅…紀…俺だって守る!雅紀を傷付けるヤツを許したりはしない』
雅紀「時間だ…俺達も美大の発表会見に行こう?デートしよう?潤さん」
潤『うん。何もかも上手くいってるはずだから…その後の発表会を楽しもうな…』
必ず上手く行くと信じてる。一抹の不安が無い訳じゃないけど…理不尽な事が罷り通る訳無いんだから…
イヤ…絶対上手く行くと信じて、俺達の出来る事をして協力してあげよう…
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翔&和也&智
翔『ぅ、ん』
和也.智『翔ちゃん!?良かった…気が付いて…』
教授から電話が来て?クラって来て…ソファーに横になってる?
智『目眩を起こしたんだよ。翔…ビックリしたぞ』
和也『怪我が無くて良かった…翔ちゃん』
智さんと、カズくんが床に叩き付けられる前に、僕を助けてくれたみたい
翔『ゴメンなさい…カズくん、智さんありがとう…』
15分位だったよ。目を覚まさないのって教えてくれて…教授からの電話の途中だったんだ…
僕は怖かった… けど、毅然とした態度で伝えるんだって 決めたから… 折り返し電話をして非礼を詫びて…
電話を切り、リビングに戻ると
和也『翔ちゃん。 次の休みですよね?美大のピアノ発表会』
翔『うん』
智『 一人5人まで招待できるんだよな?』
翔『うん』
和也『さすが翔ちゃんですね。発表会の10人の中に選ばれるなんて』
智『 当たり前だろ?俺達の翔なんだから。嬉しくてな。ツイ潤と相葉ちゃんに喋っちゃってな』
雅紀くんと、潤さんも来てくれるって…俺は嬉しかったんだ…
少し恥ずかしいけどお母さんにも
翔『招待したいんだ?見に来て欲しい』
と伝えると
お母さんは、泣いて喜んでくれたんだ
偶然にも教授と約束した日…
神様お願いします。僕に力を貸して下さい… 皆に僕の演奏を聴いて欲しいの…
翔のお母さんの為にも…必ず翔を助ける
翔ちゃんの晴れ姿を、翔ちゃんのお母さんに…