蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第377章 笑って生きて行く 2 番外編4
智.和也side
リビングのソファーに二人並んで談笑中
智.和也「かつて…こんな和やかかつ、緊張感の漂うバレンタインパーティーを経験しただろうか?」
和也.智「いやないと思う」
和也「子供の成長って早いよなぁ。特にさ。琴音ちゃんと、咲良ちゃんが思春期だからかな?」
色んな意味で早くに大人になった… ならざる得なかった?
中学生の二人を見て育った為か、小学生の胡桃ちゃんと茜ちゃんも大人だしね
去年までのバレンタインパーティーとは、なんか…みんなの中で別物みたいな…
智「な? ホント頼むぜ~駿くん、蓮くん、玲皇くん、陽向くん、大翔くん…」
同じく、大人な男子諸君ではあるけど。 結構な長い時間かけて準備した女の子達に比べると
今日のパーティーでの事思って
駄菓子程度の物を持参で訪れた。俺と智
オイラとカズのプレゼントした。駄菓子に大喜び…
している
小学生の陽向くん、5歳の大翔くんに…中学生の怜皇くん、蓮くん、さらに高校生の駿くんまでさ(笑)…
マダマダ子供だなぁって考えてたら…
マリちゃん…も。4歳にしては大人びたおませさんな訳で…
茉莉花「マリしょうちゃんしゅきよ…」
翔「ありがとう。マリちゃん。大丈夫だから。分かってるよ。ありがとう」
オイラとカズ
智と俺
の間に座って、子供達の様子を心配そうに見つめていた翔ちゃん
にっこり優しく微笑んでマリちゃんに言うと
マリちゃんは、泣きそうな表情を浮かべて 大翔くんの近くへ…
大翔「マリいっしょにいこ」
大翔くんはマリちゃんの右手を取ると、二人手を繋いでこっちの方へやって来て
大翔「さとしくん、かずくん、 おしゃしんとって?」
二人で1枚ずつ写して、その場でプリントアウトしてあげると、大翔くんは 嬉しそうに受け取って
大翔「マリ、ヒロから、ばれたいでー、マリだいすき!」
マリちゃんの表情に満面の笑みが…
茉莉花「マリヒロちゃんしゅき!」
子供達「やったぁ」
翔「あぁ良かった…」
翔ちゃん…
そして…
子供達の思いの詰まった告白がはじまったんだ…