蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第330章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 恋人達編 6
翔&和也&智
智『翔センセと、オイラ』
和也『翔センセと、俺』
和也.智『運命の相手ですね!』
翔side
タク…笑えない冗談に、惑わされてる場合じゃないよな…
二人の世界の、雅紀にぃと潤にぃには、アテラレた上に、二宮と大野には襲撃されて
(飯食い損ねた…)
翔「俺、まだ夕飯食べてないんだ。待てるか?もし、俺のこと心配して来てくれたんなら大丈夫だから…」
和也「俺達、翔センセが食べ終わるまで待ってますから」
智「オイラ達の事は、気にしないで下さい。翔センセ」
和也.智side
智「なぁ?翔センセさ…」(ヒソヒソ)
和也「イヤ、翔センセは…」(ヒソヒソ)
-グツグツ-
和也.智(翔センセ…飯って…お粥だけ?それに…)
-パラ…-
翔「あ?何を?」
和也「あ?何を?って…翔センセ味付けしました?」
智「翔センセ、塩忘れてんじゃねぇかと思って…」
翔「味付けなんて…」
智.和也「ダメです!翔センセ、微妙な味は感じるって仰ったじゃないですか!」
翔「…いいんだ。俺にとって食事は… この先、贖罪の為に生きて行くんだ。そんな自分の楽や、欲を優先…」
智「翔センセ、間違がってる!奥様と、娘さん達を 思い続けるのが間違ってる。っていう意味じゃなくてっ」
和也「翔センセの愛した奥様ですよ?そんな風に、贖罪の人生を送って欲しい何て…望まれるはず無いじゃないですか?」
和也.智「奥様と娘さん達は、旦那様と、パパの幸せを祈っておられると思います。あ、あの…グスっ…」
翔「…二宮、大野… 泣くか説教するかどっちかに …でも、ありがと、うっ、うっえ… ゴ、ゴメン…」
翔センセ… 嗚咽を… 必死に泣くまいって…可哀想で… オイラ
翔センセ… きちんと泣けて無いんじゃないかな?って… 俺
智「翔センセ… 奥様と、娘さん達の為に泣いて差し上げなくちゃ…」
和也「そうじゃなきゃ、翔センセが壊れてしまう…」
翔「ひっ」
その瞬間
翔センセは
堰を切った様に
号泣して…
智.和也「翔センセの、これからの人生のお手伝いをさせて下さい。守ります…」
(和也)俺は、左側から
(智)オイラは、右側から
翔センセを抱き締めて…
永遠の
愛を誓ったんだ…