• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第208章 ずっといっしょ…6


 2019.8月

 某地方

 -病院- 仮眠室

 智side

 -コンコン-

 看護師「大野先生! 入りますね。何時だと思っているんですか? お昼は召し上がったんですか?」

 ノックの後、部屋に入って来た看護師さん

 智「うぇ? よ、4時前? (PM16:00)? 食べてない…… です」

 看護師「お昼休みの間に、必ず食事しといて下さいね? って言いましたよね?」

 オイラ、午前の診察が終わって仮眠室でちょっとウトウトしてたんだけどさ……

 智「面目ない。てか…… 午後の診察3時半からなのに。何で起こしてくれなかったんですか?」

 看護師「院長命令ですよ。仕事終わってからも病院に残って色々と根詰めて作業していて、今日みたいに食事もろくにお食べにならないから…… 院長先生が『自分が代わりに見るから、しっかり休ませろ』ってそうお達しがあったんです』

 智「なるほど…… 色々気を使って頂いてありがとうございます。じゃあちょっと、売店かコンビニにでも行って買い物して来ますね」


 この4月から、医者としてスタートしたばかりのオイラに、スタッフ達は凄く良くしてくれて。すげぇ働きやすい職場なの。オイラ、田舎に戻って来て就職して良かったって。オイラの性格に合ってってるってそう思ってんだ

(フム…… 売店には食べたいの無かったからコンビニ行こう。4時10分か……)



 智「あれ? あの子……」

 早朝、勉強の為に、ベテランの先生と看護師さんと共に、一軒のお宅に訪問診療に行っているオイラ

 診療が終わって、病院に向かう途中、ほぼ毎日 自転車で走っている若い男の子を見掛けるんだけど……

 9時過ぎに……

 オイラ、『ボーッとしてんね』って良く言われるんだけど。記憶力は良いからね

 きちんと覚えてんの










/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp