• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第204章 ずっといっしょ…2


 翔『どちて? どちてなの?』

 智(しょうちゃんね。『どちて? どちてなの?』っておいらに、いっぱいきくんだ)

 和也(しょうちゃんの『どちて? どちてなの?』には『いっぱいこたえてあげなさい』)

 ってパパもママも、いうの

 智也.和絵『翔ちゃんはなんでも知りたいって(感受性が強い)お勉強が大好きな子なんだ(の)』

 おいら、にいにだからいっぱいおしえてあげたいんだ

 おれ、にいにだからいっぱいおしえてあげたいの

 智.和也『どちて~どちてなの~?』

 翔『しゃとたんかじゅたんどちて?』

 ね? しょうちゃんてかわいいでしょ? 

 おいらとカズ

 おれとサトシ

 しょうちゃんを

 [どちてぼうや]

 ってあだなつけたの

 ──

 -トゥルル-智絵の携帯

 智.和也『おねえちゃん、でんわだよー』

 智絵『もしもし? 幸翔さん? え? 分かった…… アパートに行くね』

(おねえちゃん?)


 智絵『幸翔さん具合が悪くて、病院で検査して貰ったんだけど…… 話があるって…… 私、幸翔さんのアパートに行ってくるね……』


 -回想-

 2000.年3月

 和絵『何ですって? あ、赤ちゃん?』

 智也『櫻井幸翔…… って…… 智絵の家庭教師じゃないか!!』

 和絵『……貴女は、まだ中学3年じゃないの! 幸翔さんは大学4年生……』


 智(おいら、5さいだったけどおぼえてる。おねえちゃんないてた)(6月に6歳)

 和也(おねえちゃん、だいすきなのって、パパとママとおはなししてた)


 智絵『ごめんなさい。春から高校だったのに…… 一年間休学させて下さい。お願いします。好きなの。幸翔さんが…… 約束します。赤ちゃんを産んだらきちんと高校入って。卒業してから幸翔さんと……』

 和絵『分かったわ…… 智絵が高校卒業するまでは赤ちゃんと一緒にこの家に住みなさい。結婚はそれからよ』

 智也(……)

 智絵『パパ…… ママありがとう……』






/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp