第175章 エースの涙 2

　翔「アハハハハハ!」

　雅紀「翔ちゃん!　笑い過ぎっ」

　和也（イヤイヤ笑うでしょ？）

　心の中で突っ込んでみる

　相葉先輩…… 何回かキャッチャーフライにさ、挑戦したんだけど

　いっそ、見事なまでの、ライトやセンターにレフトへのヒットや、ホームランの連発で

　潤「諦めろ!　相葉俺が変わるから!」

　智（松本先輩キレてんなぁ）

　けどさ

　雅紀「まだまだ!　次こそ、キャッチャーフライ打つから!　潤先輩!」

　やべぇよね？　一瞬さ、松本先輩の表情が強張りかけたの


　翔「相葉くん…… もうさ…… ポンコツ過ぎ…… アハハハハハ!」

　和也.智（その瞬間ね……）

　野球部員達「アハハハハハ!」

　櫻井先輩のセリフと、大爆笑につられて みんな大爆笑しちゃったんだよね

　そのおかげか

　潤「ヨシ!　ショートから行くからな!」


　翔（あー。相葉くん、マジサイコーだわ!　腹痛い!）

　俺と、同い年の相葉雅紀

　彼は面白い人でさ。次に何やってくれるんだろっていう。俺の密かな楽しみが…… ね

　しかし。流石の相葉氏だよね？　松本先輩のさ、打ったボールをさ

　身体の右横、レフトに抜けそうな当たりをダイビングしてキャッチして、身体の左横、右方向の打球は身体の左横に、グローブを嵌めた右手を斜めに出して、逆手でキャッチしてさ

　松本先輩の、バッティングもセンス高いんだよ？　

　松本潤先輩は……

　熱い人だからね。食らい付いてくる相葉くんにテンション上がったのか、鋭い打球を右に左にさ打ち込んでいるし



　潤「次!　サード!」

　和也「お願いしまーす!」

　二宮和也か……

　彼は、センスいいよね。ピッチャー志望か


　内野が終わって、最後


　潤「最後レフト!」

　智「お願いしまーす!」

　大野智か……

　彼は、野球経験が無いらしいのにさ、入部して来たんだけど

　これがマタ…… 面白い逸材なんだよね