にんかつ!〜もうっ♡そんなに入れちゃらめぇっ♡♡〜
第3章 リビングとマットレスとダイニング
そうして、今に至る。
せっかくだから開放的にやりたい!という秋也の意見のもと、リビングのテーブルやソファを隅に追いやって、マットレスを敷き、その上で2人は交わっていた。
何が「せっかく」だ。どうせ12月25日に産まれる訳がないのに、バカか? と有羽は内心クチを尖らせたが、大人しく秋也に従っていた。なにせ彼はヤると言ったらヤる男なのだ。
秋也はただでさえ精力満点の元気印だが、この日に備えて禁欲+体力増強に努めてきたらしい。
そんな訳で今日すでに3回天国を見せられた有羽は、ゼエハアと肩で息をしていた。
が、お構いなしに秋也は腰の動きを再開した。
「あっん♡ちょ、あっ♡ま、待ってぇ」
「オレまだ1回しか出してないだろ。お前のお腹の中がいっぱいになるまで出すからな」
サラリと地獄の宣言。
エロ漫画じゃあるまいしそんなこと現実にある訳が、と有羽は思ったが、秋也は有言実行の男である。己の言葉に誠実に、射精に向けてチンコを戦わせた。
「待って、あん♡あっあっ♡ねぇっ…お水、飲みたぁい。喉乾いたぁ!」
「そうか、これ飲んでいいぞ」
ちゅくちゅくと結合部で音を鳴らしながら、秋也は右手脇にある戸棚に手を伸ばした。カチャカチャと音を鳴らして小瓶を取り出し、有羽に手渡す。
手に収まるサイズの茶色の小瓶。有羽はラベルに書かれた文字を見た。