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きつねづき ~番外編~

第22章 文


『光秀さんへ

昨夜は綺麗な満月でしたね。見ましたか?
たしか光秀さんが安土を離れた日も満月だった気がします。月相は一回りしたことになりますね。

月を見ていると貴方との事を思い出します。
目を閉じれば貴方の姿が。

考えるのは貴方の事ばかり。
寂しいですけど、でも大丈夫。
貴方からの文が私を元気づけてくれます。

それに秀吉さんが気を使ってくれたのか、お茶に誘ってくれました。
もちろん、泣き顔は見せていませんよ。

早く逢いたいな…。

さえりより』
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