第7章 隣人とは
「相葉くんは?どんな子がタイプ?」
昇降口を出て歩き出す。
相「よく人に言うのは、前向きで優しい子、かな」
「ほーほー、なるほど。」
相「うん、だから白石さんのこと好きなの!」
「あの...そこまでどストレートだと、こちらが恥ずかしいんですが...」
相「あはは、ごめんごめん!
あのさ、前から思ってたんだけど、」
「ん?」
相「名字で呼び合うの、やめにしない?」
「あー、そういえば、すっかり定着してたなぁ」
相「僕も(笑)
櫻井君と呼び捨てし合ってるのがずっと羨ましくてさ」
「いやぁ、お恥ずかしい」と頭をかく。
最近の私はおかしい。
こういう仕草になぜだかキュンとくる 。
「...雅紀」