第7章 隣人とは
「ねー相葉くん」
相「ん?」
お昼だけじゃなく、下校も一緒にするようになった。
ほとんど毎日。
付き合って約一ヶ月。
翔ともあれ以来あんまり話してない。
ずっと一緒にいたのに、昔の事みたいだ。
「相葉くんって、隅野さんと去年同じクラスだっけ。」
下駄箱で靴を履き替えながら話しかける。
クラスは違うとはいえ、隣のクラスだから下駄箱は近い。
相「うん、そうだよ」
「隅野さんってさ、どんな子?」
相「うーん、そうだな。
あんまり喋ったことないけど、おとなしくて優しい人だったよ?」
「モテてた?」
相「あー、どうだろ。でも、可愛いって言ってる人は多かったかも。
どうしたの?」
「なんとなく」
そうか。翔はおとなしくて優しくて可愛い女の子が好きなのか。
確かに可愛かったな、いつもニコニコしてて。
相「櫻井君?」
「んー、そういえばどんな子がタイプかなんて聞いたことなかったなぁって」
相「そうなんだ?何でも知ってそうに見えるけど」
何でもはさすがに