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オサナナガール

第4章 オレンジ色の


side隅野

終わっちゃった…。


ダメだ、もう後悔してる。


強がっちゃって、

本当は別れたくなんかなかったし、

白石さんじゃなくて私の事を見てほしかった。


もっとたくさん話したかった。


もっとたくさん手を繋ぎたかった。


もっとたくさんデートだってしたかった。


もっと名前で呼びたかった。


もっと、もっと…。


キスだって、さっきのが最初で最後。


私のファーストキス。



視界が滲む。


どうやってとめるんだっけ、


全然とまんないや...。

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