第4章 オレンジ色の
side翔
翔「ごめんっ!!」
隅「ううん、いいの。私も何も言わなかったから。元々誕生日にこだわりない方だから。」
俺ってば一体何やってんだ...!!
最低だろ、彼女の誕生日を忘れるなんて...!!
隅「私ね、」
また改まって話を切り出す。
隅「初めて会った時から櫻井君のことが好きだったの。
初めて一目惚れしたの。
白石さんのと楽しそうに笑ってる所見かけて、
かわいい笑顔だなぁとか、
こんな人が隣でずっと笑ってくれたらなぁとか、
そんな事ばっか考えちゃって。」
「あ、男の子にかわいいはないか」とにっこりと笑う隅野さんの話をただ黙って聞くことしかできなかった。