第1章 01.はじめましてのキモチ
【審神者の間】
監査官「…遅かったな」
「いや、ぶっ飛んできたんですが勢い良く走り過ぎて全力で迷いましたッ!」
つい嬉しすぎてね!
監査官「……」
そんな冷たい視線で私を見ないでっ!!!
喜びますよ!?(マテ)
監査官「まぁいい。さっそく本題だ。まずはこの五振りを見ろ」
「これって刀…?」
監査官の背後には重々しく置かれた五つの刀が置かれていた。
監査官「審神者の役割については暗記しているな?」
「もっちろん!審神者とは眠っている物の想い、心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる、技を持つ者!」
そして時の政府の犬!!
監査官「……」
あ、あれ?
なんか間違えたかな…?(滝汗)
もっもしかして 政府の犬が正解だろうがぁああ!って事?!!?
「わ、わん…!」
監査官「は?」
はい!完全にテンパって間違えましたぁあ!!
しかも「何言ってんのお前頭大丈夫?」みたいな視線が私のハートをえぐってくるーっ!!
「いや、なんでもないので…続け下さい…」
むしろ全て無かった事にして下さい。
監査官「まず、最初に審神者の能力を立証しなければ話にならない」
えぇ。
それは私も思ってました。
何を根拠に私が審神者選ばれたのか私が一番聞きたい。
監査官「……」
「……ん?」
え?
なにその早よやれ的な視線は。
「いやいやいやいやいや!!無理だから!!自分の能力も分からないのに能力の立証とか不可能だから!!!」
刀それとなく眺めるだけで1日が終わってしまうわ!!
監査官「能力の無い者が審神者になれるわけないだろう」
「その能力が無自覚すぎて今困ってるんですけど…」
監査官「…明日までに刀剣と心を通わせろ。明日、使いの者を送る」
「あ!?言い逃げずっこい!!」
せめて審神者マニュアル書とか置いてけーっ!!