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おそ松さん 真ん中の年 【学生松】
第20章 ポジティブに
彫り終わり、私はカッターを筆箱にしまった。
だが、筆箱の口は閉じなかった。
廊下から足音が聞こえてくる。
嫌いなアイツの喋り声ともに。
私は咄嗟に教卓の下に隠れた。筆箱を持って。
もし何かあったら、カッターで脅そう!と。
私には無理だと思うが。
教室にアイツらが入ってきた。
そこで私は大きなミスを犯した。
さっき筆箱を取ったときのカバンを自分の机に忘れてきてしまったのだ。
見つかる決定。
私はそう覚悟した。
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