第14章 明かされる過去
杏菜パート
私は中学1年の時、転校する前の学校でいじめられていた。
私は自分で言うのもなんだけど人を傷つける事が嫌いだった。
理由は、人を殺したから。
小学5年生の時、友達と外で遊んでた日の夕方、帰る時間になったんだけど、遊ぶのが凄く楽しくて友達に「後もうちょっとだけ遊ぼう」と言って時間を延長したの。
その帰り道、私達二人は、
車との衝突事故を起こした。
友達は瞬時に私の事をかばってくれた。
そのおかげで私は骨折程度で済んだ。
でも、友達は私をかばったから死んだの。
信じられなかった。
私は自分を責めまくった。
あの時、ちゃんと帰っていれば事故にはならなかったのに。
私のせいだ。
と。
親たちは私のせいじゃないと沢山言ってくれた。
で、友達は案の定、事故死となった。
その数年後
ここに転校してきた。
深い意味は無いんだけどね。
今でもあの事はしっかり覚えている。
でも、私はあの子の分まで生きようと思ってるの。
だから、人を傷つけるのが嫌いなの。
だから、いじめを助けたいと思った。
いじめで死ぬ人もいるから。
もう、友達が死んでいくところを見たくないから。
だから、るかの味方になろうと思った。
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るかはしっかり全部聞いてくれた。
反応に困ってたけど。
私はこう言った。
「これでも、受け入れてくれる?」
るかは全部受け入れるみたいに頷いてくれた。