第13章 転校生
開いた扉から出てきたのは、転校生の一人のぶりっこじゃないほうの藍川だった。
あっちは多分ずっとトイレで聞いてたんだろう…
すごく顔が青ざめてる。
すると、私の傷に気づいたのか、声をかけてきた。
藍川「…大丈夫?」
私は思った。いつもそう、人は大丈夫とか心配してるフリして心の中では全くしてない。
今回もそうだと思った。
「大丈夫だから。ほっといて」
私はそう言ってトイレから立ち去ろうと思った。
その瞬間、腕を捕まれた。
私はびっくりしてしまう。
すると、藍川さんは
藍川「嫌だ。絶対大丈夫じゃない!!」
そう言われた。
私は何故か知らないけど言い返していた。
「別にアンタだって、そういう心配しといて最終的にはあっち側に行くんでしょ!?」
と。
そしたら…
藍川「…ない……行かない。私はあっちみたいな人に害を与えるような人達のとこには行かない!だから…一緒にいさせて?」
と言ってきた。
藍川「もし、私があっち側に行ったら殺してもいいから!約束するから!」
そんなに言われるとこっちも困る。
いわゆる私は、押しに弱いのだ。
その後私はしょうがなく、承諾した。
後、「話長かったよ」とも言った。
あっちは笑ってた。
味方が増えた。