第2章 勉強会
「はい、じゃあ今日はここまで。ちゃんは飲み込みが早いから本当にすごいよ。」
「そんなことないよ。お世辞でも嬉しいありがとう。」
私は今公務のひとつである勉強をレオと一緒にしていた。
プリンセスになることを認めたわけではないけど私にはそれ以外選択肢がないので受けるしか無かった。
プリンセスになるとなるとそれなりに外交のことや色んなことを知らなければいけなかった。
そのために私は官僚でもあるレオに国外のことや交易のことなど色々と教えてもらっていた。
レオは分からないところも優しく丁寧に教えてくれるからとても勉強しやすかった。
「ねーちゃんさこういう外国のことだけじゃなくて大人の事情みたいなもーっと深いの教えてあげようか?」
レオは急に意味深にそう言って顔を近ずけてきた。