• テキストサイズ

ピンク色の世界(太輔)

第1章 桜がくれた時間


それから数日後。




太輔「、出かけるよ」
「えっ?どこへ」
太輔「ヒ・ミ・ツ(笑)」



太輔はニコッと笑うと、私を助手席に乗せ車を走らせた。








着いた所は、とある川沿いの道。



太輔「、ちょっと目閉じて」
「うん」



私は言われた通り目を閉じた。


太輔に連れられ歩くこと数分。





「ねぇ、まだ目開けちゃだめなの」
太輔「うん、もう少し………………もう目開けていいよ」




そう言われ目を開けると、そこは一面ピンク色の世界だった。




「わぁ!綺麗!!」
太輔「がお花見したいって言ってたじゃん。だから、穴場ないかなぁって思って探したんだ」
「あの時呟いた言葉、聞こえてたんだ」
太輔「の言葉は全部聞こえてるよ」



太輔は、いつも私を喜ばせようとしてくれる。

彼は本当に、私には勿体ないくらいだよ。





あまりにも桜が綺麗なので、なんだか涙が溢れてきた。

その涙を指で拭うと、太輔は優しく抱きしめてくれた。




太輔「なかなか会えなくて、寂しい思いさせてごめんな。俺、の事マジだから………大好きなの笑顔をたくさん見たいから、これからもが喜ぶ事をしてあげるよ。だから、ずっと一緒にいてほしい」
「はい」



桜がくれた大切な時間。

会える時間が少なくても、その分会えた時間が満たしてくれる。

そんな事を感じさせる時間だった。






ーendー


/ 3ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp