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ボーダーライン 【爆豪派閥】

第2章 胸はずむ


ヤオモモが作ってくれた鉄に一つずつ触っていく。私とヤオモモって結構個性近いところあるかも。

「奏ちゃんは何を作っているのかしら?」

「ん~?最初は50m走だからエンジンだよ。」


「次原操、早くしろ。」

梅雨ちゃんと話していたらあっという間に私の番が来てしまった。梅雨ちゃんにごめんね、と会釈しその場を離れ相澤先生の所にいく。作ったエンジンを腰につけ、クラウチングポーズをとらないまま立つ。

「よーい、スタート。」

「よーいしょっ!!」

私はスタートの合図と共ににジャンプしてエンジンをつけると、走り幅跳びの要領で飛んでいける。結構いけてるんじゃない?

「4秒35.」

「眼鏡君超えるのは無理か~。」

私上位いけるかな、これ。まぁ鉄さえあれば何でも出来るし、いけるか。

握力は万力、立ち幅跳びは足につけられるジェット機、反復横とびはNとSを自由に変えられる磁石、ボール投げは大砲、上体起こしも全自動上体起こし機作ったはいいけどあれは頭揺らされすぎるから二度と作らない。

問題は、前屈。体が柔らかかったら引っ張ってもらう道具作れるけど、生憎私は超絶硬い。だから引っ張ってしまうとダメだ。前屈はあきらめよう。

「じゃ、原操壁に背中くっつけて座ったら台の上に手を置け。」

この場合手を離さないことが条件だし、必要な道具も思いつかないし、えーいなるようになれ!

「ふん!んぐぐぐ....」

「....12cm。硬すぎるぞお前。ちゃんとストレッチ毎日するよに。」

「は、はーい。」


あんなのちょっと曲げるだけで太ももの後ろ痛いんだもん!
仕方ないじゃん!!

とにかく、なんとか体力テストをのりきった。結果はまぁトップ5に入ってるし上場だろ。オールマイトは明日から本番だ!って言ってたし、なんか楽しいことあるのかな~。

既に楽しい予感しかないでしょ!イケメンも居るし、可愛い子もいるし、文句なし。雄英サイコー!!
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