• テキストサイズ

【イケメン戦国】ー悠久の時の中でー

第1章 タイムスリップ⁈


「ここに主権が国民に存することを宣言し、
この憲法を確定するーーー」

「流石、真谷だな。座っていいぞ。」
そう言われて、着席する。
中学3年、社会の公民の授業で、
私は日本国憲法の前文を諳んじて見せた。

すげぇ、バケモンかよ。

そんなつぶやきが、クラスのあちこちから聞こえる。
私は、再び話し始めた先生の方を見ながら、
なんでもないことのように頬杖をついた。

内心は、いつボロが出るかとビクビクしながら。

この前文だって、昨日覚えたばかりだ。
でも、そんなこと、誰にも言えない。

みんな、私のことを
なんでも知っている天才のように思っているから。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp