• テキストサイズ

続短編集…あんさんぶるスターズ!【あんスタ】

第9章 日だまりが止めた時間 巴日和


ヨーロッパ風の屋敷の中庭にある日だまり。

そこに立って、微笑むこともせずにただ存在している彼女。
金髪、碧眼の日本人離れした顔は絵画から出てきたようだ。

不似合いな黒のワンピースに白のレースのペチコートがのぞく。ハーフアップにあげた髪に、瞳とは非対称なダークレッドのリボンが飾られている。


日和は彼女に声をかけた。


少女は答えない。


何も言わない。






どうやら、口が聞けないらしい。
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp