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汚れたセカイ 【文スト】

第14章 気付いた時には



意識が浮上する。

ふとベットの隣に何時もある温もりがない事に気付いて。

物音一つしない部屋から出て行った事を感じる。

「…出てくなら出てくって云えよ…」

ふと時計を見ると、

「⁈」

遅刻寸前の時間だった。


「おはようございます。中原さん」

「嗚呼、おはよう」

何とか間に合いホッとしていると

「…」

「如何した?」

「中原さんは凄いですね」

「は?」

「碧紅準幹部、無期限の研修に行かれたんですよね」

「は?」

「え、知らないのですか⁈」

「聞いてねぇ」

無言が続く。

「なかは

「教えてくれて有難な。書類あるだろ?俺は執務室に行く」

「は、はい…」


バタン

「…」

“約束の日”

白はそう云っていた。

判っていた、何時かその日は来ると。

だが、

「何も云わないってありかよ…白……」

RRR…

「んだよ」

『一寸執務室まで来て』

「あ"?」

『いいから』

互いに苛立ちを含んだ声。

…それもそうか。彼奴も白の事好きなんだもんな。

…蓮は如何したんだ?

癪だが彼奴なら知ってるだろうと走る。


バンッ

「おい糞鯖!」

「中也五月蝿い!」

「白の出国!」

「昨日の夜中の便でしょ?五月蝿いっ」

「何で知ってんだよ!」

「…信頼されてるから?」

「手ン前っ」

キレそうになった時、引き出しから何かを出す太宰。

「……これ、白ちゃんから」

「は?」

渡されたのは手紙。

「~~っ渡してって頼まれたの!……一人で読んだ方がいいよ」

顔を歪めながら手紙を押し付けてくる。
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