第1章 振り向かない君が悪い/飴村乱数/裏
音も何もない場所にいた。
目隠しでどこにいるのかもわからない。
手足も繋がれているようで自由が利かない。
『何…何がおきて…』
ガチャッ
乱数「ふふふっ!いい子にしてた〜?ちゃん♪」
『乱数…くん…?』
目を覚ます前に話した声…飴村乱数の声だ。
乱数「せーかーい!お腹空いたでしょ〜?サンドイッチ買ってきたよ!」
『あの…ここはどこなの…?どうしてこんなこと…』
乱数「……はい、あーんして?」
『乱数くん…!むぐっ…!』
乱数「美味しい〜?」
『………』
口に運ばれてくるサンドイッチを彼の言うまま食べる
乱数「お水もあるよ〜?はい!」
『んんっ!』
口元に柔らかい感触とともに後ろのベッドと思わしき少し固いマットレスに倒れ込み、口の中を舌で犯される
ゴクッ
『(今何か…水じゃないのも飲み込んだ気が…)』
乱数「美味しい…?」
『何で…こんなこと…』
乱数「それはね…僕は君がだーい好きだからだよ♪」
『理由になってないよ……』
乱数「僕ってお姉さんに人気でしょ?僕が声掛ければみーんな遊んでくれるんだよ〜?でもちゃんは…僕のことぜーんぜん見てくれない……」
ドクンッ!!
『(な、に……!?熱い…っ…息苦しい…っ)』
乱数「だから悔しくてさぁ……ちゃんを僕のことでいっぱいにしちゃおって思ったんだ♪」
『乱数く……やめて…っ』