第1章 プロローグ~裏切り~
ザァ~ザァ~。(雨の音)
ポタポタ。(血が流れる音)
日本)「ど、どうしてですか。ヨンセ、あなたがなぜ…………。」
ヨンセ)「っ!黙ってください!今から私は貴方から独立します。」
日本)「な!なんでですが?グフゥッ!ゲホゲホ!なんで貴女が独立するんです。」
ヨンセ)「貴方のやり方が気にくわない。」
日本)「私から独立してこれからどうするんです。っ!」
体が痛い………………………。出血が多い。体がきしむ。
ヨンセ)「喋りすぎると、もっと傷口が開きますよ。これから、に~に達と同盟を組む予定です。」
日本)「な、なんで中国さんと同盟を組むのですか…………………。」
ヨンセ)「守りたいんです。みんなを。ごめんなさい。兄上。さようなら。」
日本)「ヨンセ……………。」
ヨンセ)「本当に、ごめんなさい。またいつか会える時を待ってますから。(ボソッ)」
ごめんなさい。本当にごめんなさい。貴方を裏切りたくなかった。
でも、どうしても貴方のやり方が気にくわない。
このままでは、東アジア全員が滅んでしまう。
私のやり方で、いつでも貴方が戻ってこれらるような国になってますように。
私の願いはただ一つ昔みたいにまたいつか皆で暮らしたい。
貴方から離れたくなかった。ごめんなさい。
でも、私は信じてます。貴方が帰って来るのを。
ヨンセ)「早くいかなきゃ。自分のいたところに。」
17年後~