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私は犬を飼っている。✳︎裏✳︎

第1章 プロローグ



ノルエス王国。

その市街地であるサンティエロの某会場にて、18歳の誕生日パーティーが行われていた。

その主役というのが


『えへへ、ありがとうございます。』


綺麗なピンク色のドレスに身を纏った齢18歳のセレナこと、私だ。


私の家は万屋としてかなり有名で、1860年から引き続かれてる由緒正しき名家である。

その為国から支援されるなど、かなり規模がでかい。それに依頼件数は多分どこの万屋を比較したとしても一番だろう。

そんな立派な家に産まれたのが、長女であるこの私だ。


その為18歳の私には万屋として正式に働く事が確証されている。


そしてーー


「フィランド家の活躍には目覚ましい程の称賛の声。これには我々ノルエス王国も誇りが高い限りですぞ。そこで王子、サワディー王子から素敵なサプライズが用意されております。あっ王子」

王子「ああ、君が気に入ればいいが、色々と取り寄せてみたよ」


そう言って貴族の服に身を包んだ優雅なサワディー王子が笑う。



サワディー王子のサプライズはなんとなく検討が出来てしまう。

なにせ18歳になる万屋の者には、優秀なバディとして血統書つきの犬が送られるとお決まりだからだ。

パパはシェパード、ママはドーベルマン

どちらも完璧な仕事をこなす優秀な犬だ。

さぁ、私はどんな犬が来るかな?


「入っておいで」


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