第2章 がんばったで賞！！

ということで、誕生日当日の今日、健永が帰って来るのをこっそり待っているわけですが………




なんだか………ストーカーになった気分です（汗）
怪しまれたらどうしよう（汗）



通報される前に、帰ってきてー！！










それから数分後





健永の部屋に明かりがついた。


そろそろ電話してみよ。






健永『………はい』
『健永？』
健永『あっ、？どした？』
『うん、本番上手くいったか気になってね』
健永『もうねぇー、バッチリだったよ』
『そっかぁ、よかったね』
健永『うん、は何してたの？』
『私？私はねぇ………』


ピーンポーン


健永『あっ、誰か来たみたい。ちょっと待ってて』




玄関に急ぐ健永。
ワクワクしてる私（笑）




玄関の扉を開けると、そこには………




健永「えっ？？えっ？なんで？」
「クスっ、来ちゃった（笑）Happy Birthday健永！！」




めちゃくちゃ驚いて健永はフリーズしてます（笑）




しばらくフリーズしてた健永は、嬉しいのと、驚きで泣いちゃいました………やっぱりね（汗）






「健永、これ」




そう言って渡したのは………




健永「賞状？」
「そう賞状だよ。ちょっと貸して」




健永から賞状を受け取ると、私は読み上げた。




「表彰状、千賀健永殿。あなたは最後まで一生懸命ピアノを練習し、本番を成功させました。よってここに"がんばったで賞"を送ります。」




受け取った健永は目をウルウルさせて喜んだ。




健永「ありがと」
「よくがんばったね」
健永「高価なプレゼントもらうより、こっちの方が何十倍も嬉しいかも（笑）」




健永は嬉しそうに、何度も何度も賞状を眺めていた。




涙もろくて、頑張り屋さんで…………


そんなあなたは、私の自慢の彼氏です♡





Happy Birthday to Kento





ーendー