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Personne importante【気象系BL】

第9章 第九章 chapter9


AM12:30
ゆりに会いに行っておれは一度帰って来た

ゆりには…
別れを告げてきた

2時間前
AM10:30

「翔くん…ごめんのおくれて」
『ううん、俺から呼んだんだからいいよ』

俺は、人目を気にしないように知り合いの個室のカフェにいった
ここなら聞かれることも気づかれることもない

「んで、気持ちは整理ついたの?」
『うん…』
「そっか…長かったね。あー、フラれるのか私」
『ごめん…』
「謝らないで、もともとわかってたことだから…。翔くんが気持ちに整理つくまでが私たちの期限だったし」
『でも…智くん違う人と付き合ったみたいで…』
「はぁ~」

ゆりは大きなため息をついた
そりゃそうだよな
いきなり別れることになって
しかも、上手くいかない方に俺はいくんだから
不満に決まってる

でも、ゆりは違った

「それは、翔くんが悩んでたからでしょ?むしろ今まで智くんがフリーだったことに驚きよ!」
『…』
「それでも、諦めないんでしょ。諦めないからわたしに言いに来たんでしょ。」
『あぁ』
「なら、自分の気持ち伝えなさいよ!ばかなの!?ちゃんと何かあったら解決する!それが櫻井翔でしょ!!」

ゆりの言葉に自分の目が覚めた気分だった

そうだ…俺は今までちゃんと話し合って解決してきた

『智くんと話したい』
「ならいきなさいよ。智くんのこと離したらわたしが許さないんだから」
『ありがとう…ゆり。好き"だった"』
「わたしも翔くんのこと大好き"だった"よ」

そして、俺は家に向かった
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