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拾われました【歌い手】

第4章 After the Rain


もしかして…いや、もしかしなくても

まふまふさんの警戒心が強いのも

こういうことがあるから…?

そう思いながらまふまふさんに引かれ歩く

まふまふ「え?迷子…?」



秀華『道忘れたんですか?!』

まふまふ「…うん」

マジですか

秀華『スマホはどうしたんですか?』

まふまふ「…置いてきた…」

秀華『…私もです』

いや、どうすんだよォォォォ!

ちゃんと前とか見てれば良かった!!

下向いてたから道覚えてないよォォォォ?!!

秀華『…とりあえず来た道を…
戻れませんね…』

後ろを振り返ると道が何方向にも別れていた

まふまふ「…ねぇ何でお前僕を庇ったの?」

秀華『駄目ですか?』

まふまふ「…そうやって良い子ぶるの止めろよ!」

!別に良い子ぶってなんか…

まふまふ「本当はそらるさんや坂田達に
近づきたいから良い子ぶってるんだろ!」

まふまふ「お前の好きにはさせないからな!
今すぐ皆から離れろ!!」

どうやら誤解をたくさん生んでいる様だ

秀華『いいですよ離れても』

まふまふ「は?」

そらる「まふまふ!!!」

坂田「秀華!!!」

変なタイミングで遠くから走ってくる皆さん

うらたぬき「スマホまで置いていってどうした?」

秀華『二人でトイレに
行こうとしたら迷いました
スマホは忘れてました』

まふまふ「ナッ!」

秀華『しーっ』ボソッ

まふまふ「そ、そうなんですよー
僕道を間違えたみたいでー」

なんというわかりやすさ…

そらる「…」
うらたぬき「…」

そらる「まふ…お前なぁ…心配したんだぞ」

うらたぬき「本当お騒がせだな」

秀華『?あれ?志麻さんとセンラさんは?』

坂田「さっき生足とかなんとか…」

ま、またですか

センラさんお疲れ様です

うらたぬき「もう月が出て来たな…
さぁ、あいつら捕まえて帰るぞ」

そうして今日は船に帰った

まふまふさんあれ以外にも

色々されてきたんだろうな

私は自分のされたこと等を思い出した

まふまふさんの警戒心が強くなるのも当然だな
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