第14章 青峰 大輝
青峰SIDE
あいつ・・・やっぱりうめぇ。
でも、久々に相手をしたって感じだったな。
「(つーか、足治ってないだろどー見ても。)」
桃井「っちょ・・・!?なんでここに青峰君がいるの!!練習でしょ!」
「あー、火神ってのと会って来た。」
桃井「行くなって散々言ったじゃん!それに多分彼の足はまだ・・・。」
「っせーな、わーてるよ。つか悲しいのはオレのほうだぜ?もっと楽しめると思ったのによー。」
まぁ、あいつに会えたのはよかったけどな。
さつきなら、あいつと連絡とってるかもしれねーな。
「あと、に会った。」
桃井「えっ!?(だから誠凛の皆のところにはいなかったのね。)」
「んで、軽くやりあったわ。・・・あいつの足、治ってねーだろ。」
さつきはうつむき少し戸惑ってるよーに見えた。
桃井「青峰君のほーがわかるでしょ。ちゃんとバスケしたなら。」
ってことは、やっぱり治ってねーのか。
試合には出れねーが、軽くゲームぐらいはできるってことか。
桃井「久しぶりでしょ、ちゃんと会うの。どーだった?」
「どうって・・・ふつーだよ。」
最初からわかってた。
あの頃のようにあいつとバスケができないことぐらい。
・・・オレが変わった・・・のか。
桃井「・・・いいの?青峰君、まだちゃんのこと好きじゃ・・・。」
「うっせー。変なこと言ってんなよ、さつき。」
桃井「(・・・全く、中学の頃はちゃんちゃんだったのに。)何が皆を変えちゃったのかな。」
変えた・・・か。
「じゃ、オレ練習ふけるから。」
さつきが何か後ろで叫んでるが、それを無視してその場を後にした。