第14章 青峰 大輝
こうして全員無事に補習は免れ、いつも以上に厳しい練習がはじまった。
幸い、今年は大会の都合により、決勝リーグは2週間後。
ということで、今週は休養にあてることになった。
明日は土曜日、学校は休館のため体育館が使えないらしい。
土曜日。
皆はリコセンパイのお父さんが経営しているジムのプールへと向かった。
私はスポドリや、テーピングなどの補充をするため買出しをしてからの合流だった。
火神君は、秀徳戦での足が完治してないから休み。
『(そういわれて、じっとしているよーな火神君じゃないよね・・・。)』
買出しが終わり、少し遠回りになるがストバスを横切ろうと思い、そこへ向かった。
すると、ボールがバウンドする音が聞こえる。
『(・・・誰か、バスケしてるのかな・・・)んっ!?!?』
?「ふ、こんなもんかよ。」
火神「く、くそっ!!青峰・・・。」
バサっ
私は持っていた袋を落としてしまった。
青峰「・・・ん?」
火神「なっ!?どーしてここに・・・。」
『・・・なんでここに・・・大輝が。』