第10章 秀徳戦にそなえて
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そして試合10分前。
やはり完全に疲れが取れるわけではない。
でも、皆イキイキとしていた。
日向「いやー、・・・疲れた!」
ふぅーとため息をつく日向先輩。
この緊張感に、何を言い出すんだという顔をみんなしている。
日向先輩が愚痴を言いだし一通り言い終われば、ふと真剣な表情に戻る。
日向「けどあと一試合。もー次だの温存だのまどろっこしいことはいらねー。気分スッキリ、やることは一つだけだ!!」
その言葉に、皆も真剣な目をして日向先輩に向き合う。
日向「ぶっ倒れるまで、全部出し切れっ!!!」
「「「おぉっ!!!!!!」」」
私は、コートに入っていくみんなの背中を見送る。
やっと来た、決勝。
秀徳戦との戦いが
はじまるー