第20章 海合宿
そしてついにはじまった準決勝。
第1クォーターは海常がとった。
けど、このまま大人しい桐皇ではない。
『(なんたって、さつきがついてるからね。)』
第2クォーター
桐皇の追い上げにより10点近く海常をはなした。
さっきから、心臓がばくばくとうるさい。
火神「おい、どーしたんだよ。さっきから食いつくよーに見やがって。」
『・・・やばいよ。この試合、目が離せない。』
きっと・・・いや、絶対にー
涼太は覚醒する。
第3クォーターが終わり、第4クォーターで勝負は決まる。
両者一歩も落とさずにゴールを決めていく。
涼太は完全に大輝をものにしていく。
そのまま私は何も発することなく、試合終了のホイッスルを聞いた。
ー結果は、桐皇の勝利
涼太はチームワークを大切にプレーをした。
大輝は自分だけを信じ、一人で戦った。
『(チーム力より、一人の力が勝るなんて・・・)』
誠凛にみんなが、はたしてこのキセキの世代に勝てるのかと不安になったと同時に、メンバー一人一人がもっと強くならないと勝てないと思った。
勝つためにもっと、もっと練習を。
そう心に誓ったのだった。