第10章 永遠に共に
安土城から帰ってきて今日でふた月がたった
漸く謙信と褥を共にすることに慣れてきた葉月は
珍しく夜が明ける前に目が覚めた
目の前にはオッドアイの綺麗な瞳を閉じ寝ている謙信
昨夜の濃厚な営みを思い出し一人赤面していると
ふっと笑う気配がしグイッと抱き寄せられて唇が重なった
「葉月」
『おはようございます。謙信さま』
「どうした。体調でも悪いのか?」
辺りが暗く起きるにはまだ早い時間の為
起きている葉月の体調を心配し
謙信の眉間に皺がよっている
『なんか目が覚めちゃって
謙信さまを見つめてました』
「そうか・・・だがまだ早いもう少し寝ろ」
『謙信さまと二人で居られるのに
寝るのはもったいな・・・・・んっ』
「ならば少し相手をしてもらおうか」
謙信の瞳に欲情の色が浮かび
襦袢を開き胸のふくらみをやわやわ揉みしだいた
『やぁ・・・待って・・・・ああ!』
下肢に伸びた手が繁みを掻き分け秘部へと差し込まれた
昨夜の名残か葉月の秘部からトロリと蜜が溢れ
謙信の指を奥へと導いていく
『あぁ・・・・あああっ』
キュッと蕾を摘ままれて秘部の中の指を
ギューと締め付けビクビクと波打った
「葉月・・・達したか
だがまだ終わらないぞ」
達したばかりで敏感になっている葉月の秘部に
指よりも熱く硬い謙信の猛りが一気に押し入って来た
『ああぁ!!』
「葉月・・・・愛している」
『け・・・しん・・・さま・・・・
わたし・・・も・・あいして・・・ます』
ポロポロ涙を流しながら嬉しそうに微笑む
葉月の涙を舌で舐めとり
自身を入り口まで引き抜きこれで最後と思いっきり突き上げた
『ああああぁ!!』
謙信は葉月の中へと欲を吐き出し最後にもう一度口づけた
ゆっくりと顔を離すと二人の瞳が交わった
この瞳に恋をしたのはどちらが先だったのだろうか?
時代を超えた恋は運命・・・・・?
ううん、これはきっと宿命
わたしはこの時代で貴方と過ごす・・・・・永遠に共に
あなたの瞳に魅せられて