第37章 その唇、食べちゃいたい。【萩原研二】

「もっと。奥まで挿れて。ちゃーんと気持ちいいトコにあててね」

「ん…あぁ…っ、あ…」


なんとかやっと奥まで辿り着けたけど。ちゃんは動きもせず俺にしがみついてくるだけ。

何度か身体を重ねて分かったが、彼女はそんなにセックスの経験値は高くない。(別に高くなくていい)

俺の上で好きに動いてエロい顔で感じまくるちゃんも、そりゃあ見てみたいけど……今はまだ段階を踏んで覚えさせてる途中だ。

彼女の最奥へ欲望を強く押し付けて、身体をキツく抱き締める。


「ああぁ…っ！あ、あぁ…」

「ココ…気持ちいいの、分かるだろ？」

「ん…ぅん……きもちい…」

「もっとグリグリしたらもーっとキモチイイよな…」

「うん……して…？……いっぱいして…？」

「あーもう…可愛いんだから……ッ」


ココがキモチイイって教えたのだって、俺だ。ちゃんの身体を引き寄せ、更に奥を押し上げる。ソコを抉るように何度も小さく腰を揺らす。


「ああぁっ！あぁぁ…きもちい…けんじくん…っあぁ…」

「俺も……がキモチイイと、俺もすんげぇきもちーの……」

「あっあぁ…うん……けんじ、くん、にも…きもちく、なって、ほし…っぁああ…」


お……もしかして、いい感じ？彼女の腰がひとりでに揺れ出した。


「ああぁっ…んぁ…ああっ！あぁ…」

「あーヤバい…超きもちい……」

「うん…きもち…きもちい、ぃ……あ、あっああぁ…」


まあ、コッチを向かせてキスをすれば、彼女の腰は止まっちまうんだけど……この分ならそのうち上手に出来るようになるだろう。


ちゃんの身体を抱き締めたまま前に倒れ込んで、自分の好きに腰を打ち付ける。モチロン狙うはちゃんのイイトコロ…


「あ、あああっ！すごい…っあ、ああぁっ！あぁ…」

「やっぱコッチのが好き？メチャクチャ締まる…ッ」

「っああ、あぁ…す、き…きもちい、の…ああぁっ！」


すっかりグチャグチャでドロドロのアソコに欲望を突き立て続ける。

さっきとは比べもんにならねぇくらい余裕もある、おかげで、可愛く喘ぐちゃんもじーっくり堪能できちゃうよね。




これでもかって程に強い締め付けと共に彼女はまた昇り詰める。
それに合わせて俺も再び欲を吐き出し、倒れ込んだ……