Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第33章 助けたアイツが嫁になった【松田陣平】
風呂に入ってもう一度ベッドに入り(も無理矢理引きずり込んだ)、布団を被る。
後ろからの身体に腕を回し、柔らかい胸に手を置く。特に性的な意味はない。
「お前は、俺といて満足か?」
「……どうしたの急に…」
「別に?」
「……そりゃあ、満足だよ?不満がゼロかって言われたら違うけど、満足の方がおっきいよー……陣平さんは?どうなの?」
「大満足だ…は最高の嫁だぞ……」
「……あ、ありがとう………あっ、そうだ、昨日なんで急に帰ってきたの?ほんとビックリしたって……」
「あー…アレだ……すげー退屈だったからな…お前のバカ面を見たくなっただけだ……」
「ふーん…」
「悪いかよ」
「ううん。全然。そりゃあの時はすっごいビックリしたけどさ、ちょっと嬉しかったかなー」
「そーか……」
「うん」
諸伏の言うことも、中々信用できるのかもしれねーな……
を腕に抱きながら、だんだんと眠気に襲われてきて……
眠りにつく直前、リビングで付いていたテレビが、今年の桜の開花予報を告げているのが聞こえた。
ん……俺らの結婚記念日っていつだ……?
起きたらカレンダー見とかないとな……
END