第4章 たまにはお外で【沖矢/赤井】

赤井さんは、わたしの脚を大きく開いてその間に移動した、と思う。

でも両膝を掴まれたまま、何も起こらなくて。

一度触れられただけの秘芽が、すっかり次の刺激を期待してしまっている。

いつもなら気にならない少しの時間が、長く感じる。


「赤井、さん？」

「なんだ」

「なんでもないです･･･」

「そうか？早く触って欲しくてウズウズしてるのかと思ったが」

「･･･」


･･･図星である。


「顔が見えなくてもお前の考えていることは手に取るように分かる･･･」


内ももを赤井さんの手が滑っていく。

また指先が蜜をすくって、塗りつけるように秘芽を撫でられる。


「あ！っあぁ･･･あぁっ･･･」


背中が反って、待っていた愛撫にカラダが悦ぶ。

別の指先が秘部の入口の周りをなぞりだして、ゆっくりと指が一本侵入してきた。

中途半端に差し込まれたそれを、きゅうっと締め付ける。


「あぁっ･･･あ、あぁ･･･」

「こんなに腰動かして･･･」

「あっ･･･あぁ･･･だっ、て･･･ぇ」

「ここに欲しいのか」


根元まで差し込まれた指にクイッといい所を強く圧迫されて、大きな声が上がる。


「あっあぁ！あぁ･･･！あぁ･･･」

「そうだろ･･･」

「あ･･･そ、こ･･･もっと･･･あっあ･･･あぁっ！」


秘芽を弄られたまま、指がもう一本重ねて挿入されると、もう奥が疼いて仕方なくなってくる。

涙が布に染みたみたいで、湿った生温かい生地を瞼に感じる。


「あっあぁっ･･･きもち、い･･･あっあっ･･･あかい、さん･･･あぁ･･･」

「こんなに締め付けて･･･」

「あぁっ･･･あ、っん･･･あぁ･･･」

「ここも大きくして･･･」


秘芽を優しく押し潰されて、ビクッとカラダが跳ねる。

吐息がソコにかかり、もしかして、と思った瞬間、秘芽に吸いつかれた。


「あっあぁっあぁ･･･それや、だ･･･あ、あぁ･･･」


舌でソコを舐められる度に、キュウキュウ赤井さんの指を締め付けてしまう。

気持ちよくて･･･あっという間に限界が近付いてくる。


「あ、あっ･･･あぁっあぁ･･･だ、め･･･ぇ･･･いきそ･･･」

「イけばいい、俺もそのつもりでやっている」

「あっあ･･･あぁっ！あぁ･･･きもちい･･･あか、いさん･･･あぁ･･･」