Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第31章 POP HIS CHERRY【赤井秀一の場合】
「やはり…狭いな……だが…ちゃんと、挿入っているだろう……っ」
「あ、ぁ…ぁ…す、ごい…おっき…い……」
の奥の壁まで辿り着き、彼女の身体を抱き締め一息つく。とてもじゃないが今直ぐに腰を振る気にはなれない。そんなことをしたら確実に射精してしまうだろう…いくら経験が無い俺でも、今がその時では無い、まだ早過ぎること位は分かる。
何か…気を逸らさねばと考えていた所、首元にの手が掛かった。またキスをしたがっているのか?
彼女の顔を正面から見つめれば、うっとりと目を細めてコチラを見上げてくる。どこか満足そうに見えるのは、自惚だろうか……小さく開いたままの唇に、自分の唇を重ねて塞ぐ。
重ねた所から舌が入り込んできて、舌が吸われ、舐め上げられる……次はこちらが彼女の舌を唇で食み、吸って…根本まで舌を這わせる……
深い口付けに没頭していれば、吐精感も少しは和らぐ。
しかし背中を強く抱かれ、の腰がゆらりと揺れ、欲望が柔らかく締め付けられる。
「んんっ……しゅう、いちさ…ん……おなか、おく…あついの…」
「ああ……たしかに、熱いな……」
甘い声で名前を呼ばれると…正常な思考が停止しそうになる…腰が動き出すのを止められず、ゆるゆると小さく前後に揺らす。大した刺激でもない筈だが、欲望は大いに悦び彼女の中で更に大きさを増したようだ。
「あぁっ…あぁ…ああぁ…すご、い…っあ…あぁ…きもちい……」
「俺もだ……すごく、いい………っ」
「っぁああ…しゅ、いち…さん…あ、あぁ…もっと、もっと…いっぱい…して、っ…」
「ああ…勿論、だ……」
ブチブチと音を立てて自分の中の色々な何かが引き千切られた……セオリーが何だ、マニュアルが何だ……俺は“もっと…”と強請るに応えたい、狂ったように乱れる彼女が見たい……それに何より自分自身を抑制するのはもう無理だ……