Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第30章 ときめきを貴方と【沖矢昴】
「あっ……ぁあ…っ」
「ココ…すぐ硬くなる…さんの可愛い所のひとつです」
胸の先端を親指の腹で擦られて、優しく押しつぶされる。また後ろにのけ反りそうになって、咄嗟に昴さんの肩に両手を置いて、膝をついてバランスを取ろうとしたけど…
腰を強く引き寄せられて、さっき以上に硬いトコロを押し付けられて…局部に違和感を…自分の下着の中で蜜が溢れている事に気付く。
早々と濡れてしまってるのがどうにも恥ずかしくて、ただ下の方を見て俯いていると、ようやく服が胸の上まで捲り上げられ、彼の目の前に乳房が晒された。
少し自分の顔を上げて昴さんを見れば、彼の視線は私の胸元に注がれているようだった。
「本当に…綺麗ですね。食べて欲しそうに震えて…」
「昴さん……」
何気なく名前を呼んだら、彼の目線がこちらに向いた。それはもう…見つめられただけでクラリとしてしまいそうな、熱を孕んだ瞳で……
早くソコに触れて欲しい、とは思うものの……明るい場所だからか久しぶりにハッキリと見た、昴さんの色気たっぷりな顔付きに…胸の奥が熱くなってくる。
ふっと彼の口元が微笑んで、薄く開く。そのまま胸の先を…咥えられた。唇で挟んで、軽く吸っては、舌先でチロチロと舐められて…まだまだ弱い刺激だけのはずなのに、今日は酷く身体が反応してる気がする。
「あぁっ…す、ばるさ…んぁっ…あぁぁ…」
「…さん…少し敏感すぎるのでは?」
「っぇ?…ぁ、あぁ…なんか…今日、すっごい、きもち…ぃ…っあ!」
「…何故でしょうね……もしかしたら誰かに覗かれてしまうかもしれないシチュエーションに興奮しているのか……それとも…こんなに明るい時間から、という点なのか…」
それもそうなのかもしれないけど、多分一番の原因は……
「っ!…それは、昴、さんが……」
「僕ですか?」
「…昴さんが、いつも、より…えっちだから……っ」
今日の昴さんは何から何まで極甘というか…極艶とでも言えばいいのか…とにかく昴さんから溢れ出てるその色気のせいだ。
「そうさせているのは、さんです……貴女が可愛い反応をするから、もっとエッチなことも言いたくなるし、したくなるんです…」
「……っ!」