第3章 降谷さんの緊急事態【降谷零】

「どうしてほしい？」

「･･･わかってるくせに」

「さんだって、分かってる癖に･･･」


その通り、分かってる。
何を言えば、この目の前でニヤついてる零が一番喜ぶのか、分かってるけど。

口をモゴモゴさせていると、零がナカから出ていこうとする。


「あ･･･や･･･いや･･･零･･･」

「嫌？」

「･･･っ、れい･･･ちゃんと、して･･･？」


もう泣きそうになってきた。


「ちゃんと？何を？」

「･･･零ので、奥･･･いっぱい突いて欲しい･･･」

「･･･ああ･･･ココ･･･好きだもん、なっ･･･」


一気に奥まで差し込まれて、いい所へグリグリと押し付けられる。


「あぁっ！す、き、すき･･･あぁっ！あっあぁ･･･」


涙が溢れて横へ流れていく。
カラダが震えるくらい気持ちがいい。


「あぁっ･･･れい･･･きもちい･･･もっと･･･ぉ･･･もっとして･･･っ」


腰を浮かせて零のカラダに抱き着く。

零が奥を強く突きながら、大きく動き出す。


「こんなに、腰動かして･･･っ･･･そんなに欲しい？」

「あっ！あ、あぁ･･･ほし、いよ･･･れい･･･あっあぁっあぁ･･･」

「ギュウギュウ締め付けて･･･」

「あぁっ･･･だっ、て･･･きもちい･･･れい･･･奥･･･きもちい･･･あぁっ！」


せっかくシャワーを浴びたカラダも、いつの間にかしっとりと汗ばんでいて、肌も熱い。

ひたすら奥に打ち付けられる度に、勝手に声が上がり続けるけど、その声も少しかすれてきた。

もうあと数歩で頂上に達してしまいそうだ･･･


「れい･･･あっあぁ･･･も･･･い、きそ･･･っあぁ･･･」

「っ･･･ああ、すごい･･･中、ビクビクしてきた、な･･･っ」

「あぁっ！れい、れ、い･･･あっあぁ･･･いっ、ちゃう･･･」

「僕も、もう、･･･っ、、さん･･･っ」


カラダの中で膨れ上がっていた何かが弾ける。
直後、一番奥に零がドクン、ドクンと欲を放って･･･

繋がったまま、しばらく抱き合う。