Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第26章 夏の誘惑*後編【降谷零】
キスを繰り返せば次第にの表情から力は抜けてくる。腰を浮かせて僕にすがり付くように小さな身体をくねらせては、切なそうな吐息を漏らす……
身体を撫でながら、部屋着も、下着も、全て脱がしていく。
服を着たも、水着のも可愛いけど、何も身に着けてない裸のが一番綺麗かもしれない。
白く丸い乳房の先は、ほんのり色付き、主張し始めている。
「今日は……あんまり大きな声は出すなよ」
「う、ん……っぁ……っ」
膨らみに舌を這わせて、先端には触れないように中心へ向かって滑らせる。
息を詰めてフルフルと震え出すはとんでもなく可愛い……たっぷり焦らしたい、とも思うけど……今日は生憎もう余裕が無い。
朝だって、昼間だって、ずっと触れたいのを抑えてきた。
刺激を与えずともしっかり膨れてきた中心を口に含む。舌で先端をそっと掠めれば、の背中が跳ねた。
「ふあぁぁっ!……んっ」
「こら……声、聞かれてもいいのか?」
「ゃ……いや……でも、そんな、ふう、にされたら……っぁ、ぁ……っ」
可愛い可愛い恋人の喘ぎ声なんて、他人に聞かせたくない。
「声、我慢できないんだったら、今日はやめるけど……」
「や、だ……っ……する……がまん、する……」
「そうだよな……」
僕だって、を弄るのを止めたい訳じゃない。ここまできて止められるもんか。
胸の先端に何度も啄むようにキスをして、もう一度口に含んでゆっくりと先を舐める。反対も、乳房の柔らかさを愉しみながら、指の間に先端を挟んでキュッと締め上げる。
「っん……ぅ、ん……っ!」
「可愛い……コッチもすぐ硬くなってきた」
「ん……っ、ふ、ぁ、ぁ……っ」
懸命に耐えてる可愛いを見上げながら、更に刺激を強くしていけば、背中をこれでもか、ってくらいキツく抱かれる。嬉しい反面、これでは好きに動けない。
一旦愛撫を止めて、身体を起こしTシャツを脱ぐ。その服をの前に差し出した。
「噛んでも汚してもいいし、これで抑えて……」
「う、ん……」
彼女は頷き、両手で受け取り、布で口元を覆う。
可愛い声が聞けないのは残念だけど……こういう状況になって妙に興奮を覚えているのも確かだ。