Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第25章 夏の誘惑*前編【降谷零】
乳房の輪郭からお腹、それから脚の外側も内側も……零の手がすーっと肌を撫でてくる。
「もっと色々意地悪もしたいんだけど……それは次の楽しみに取っておこうか……」
「……っ、ぁ……」
“次”があるんだ……そうなんだ……なんてぼんやり思ってると、秘部に明らかに指とは違うものが触れているのに気付く。たぶん、男性のあれ……
おそらく既に大きくなってるんだろうソレを零は手に取って、その先を擦り付けてくる。
卑猥な音、熱くて硬いその存在に、またお腹の奥が疼いて……蜜が垂れていく。
加えて「……」って。甘い声で名前を呼ばれると胸がきゅんとしてしまって苦しいくらい……
「挿れるよ……」
「う、ん……っ」
小さく頷けば入り口にグッとかかる圧力……入り込もうとしている彼自身を迎え入れようと腰を少し浮かせば……ソレは一気に入ってきた。
「っああぁ……ぁっ!」
「せま、いな……アツくて……」
……おっきい。それに……すっごい奥まで来てる気がする。
やっぱりそうだ……零が腰を更に押し進めてくると奥の奥が抉られて……気持ちいい……
「あぁ……す、ごい……あ、ぁ……っ」
「ちょ、っと…………っ、締めすぎ……」
「あっ……だって……おっきい、の……零の……っ、奥まで……すごいの……きもち、い……っああぁ」
「……あんまり……そういう事言わないでくれないか……抑えられなくなる……」
急に覆い被さってきた零に抱き締められて。自然と私の手も彼の背中に伸びた。キュッと抱き付けば、彼の身体の大きさに驚く。
「いい、のに……零の、好きにしてよ……」
「ああもう……バカだな……後悔するなよ……」
「しない、から……っん!」
唇を塞がれて、最奥をグリグリと抉られた。決して激しく動かれてる訳でもないのに、目の奥がチカチカして……
もう何が何だか分からない……身体中、指先まで……痺れるみたいに震えてくる。
「あっあ、あぁ……あぁっ!あぁ、ぁ……」
「コレ……気持ちいいんだろ……?」
「あぁっあ、ぁ……き、もち……ぃ……あぁっ」
「もっと……一緒に気持ちよくなろうな……」
「んぁあ!あ、あぁっ……あ、ぁ……れ、い……」
熱い肌をピッタリ重ねて……自分と彼との身体の境目が分からないくらい……ひとつになっていく。