Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第23章 It's SHOW TIME!【黒羽快斗ルート】
手を取られ連れて来られて、初めて入った快斗の部屋。今まで遊びに来てもリビングで過ごしてばっかりだったし……知らない空間に、更に胸が高鳴る。
まだ夕方前だけど、カーテンを閉めたままの薄明るい部屋。ベッドに座らされて、固まって動かない身体を後ろに倒される。身体に乗り上げられて、ジッと見下ろされると……
息が……詰まりそう。
「、顔、真っ赤……可愛い……」
「やだ……っん……」
本当にそうなんだろう、さっきから頬が熱い。そこを指の腹で撫でられて、益々熱くなってきた気がする。
でも、快斗だって少し顔も耳も赤い。それに……こっちを見下ろしてくる目は酷く熱っぽく見える。
また唇が重なって。何度か啄むように吸われ、ヌルリとした柔らかいものを感じて。舌で舐められてるんだと認識した時にはソレは口内に入ってきていた。
ゆーっくりと動いて、上顎をツーっと舐められて。くすぐったいような気持ち良さに肩が上がってしまう。
舌を絡め取られて、髪を撫でられて、耳をくすぐられて……ゾクゾクして。頭を小さく横に振って振り払おうとしても、両手でしっかり固定されてしまっていて動かせない。
こんなに気持ちいいキスは、初めてだ……力が抜けて、フワフワして……トロンとしてくる。
プチュっと水音を立てて離れた唇。ツヤっとしてるのは、唾液で濡れてるせいか。
「やっばい、……その顔……」
「快斗も、あれだよ……?……見てるだけで、すっごくドキドキする……」
「……ココ?ドキドキしてんの?」
「っあ……」
快斗の手が、乳房に重ねられる。正確に言うと、心臓はソコじゃないけど。柔らかく揉まれて、服の中でフニフニと形を変える。
「……んーよく分かんねーな……直接触ってみねーと……」
「ちょっと……ぁ……」
絶対分かってる癖に。スルスル器用に服を脱がされて、あっという間に下着だけになってしまった。布団を掴んで身体を隠そうとするも、すぐに剥ぎ取られる。
「やっ!恥ずかしい……あんまり、見ないで……」
「ムリ。見たい。つーか何も恥ずかしくねえって、すげー綺麗だから……」