Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第22章 It's SHOW TIME!【快斗/真田共通ルート】
ソファを促され、快斗と並んで腰掛ける。テーブルを挟んで向かいのソファには真田さん。
彼らは、今日のショーの演目について話し出す。
所々意味の分からない単語が出てくる度、頭の中で意味を推測する……業界用語ってやつなんだろう。
私ももっとそういう用語知りたいなー……なんて思いながら、しばらく二人のやり取りをジッと聞いていたんだけど。
「ところで。ねえ、君、名前は何て言うの?」
「私ですか!?と言います……」
「ちゃんね。ちゃんは快斗と付き合ってるのか?」
「はっ!?」「ふえっ!?違います!」
話が急に自分に向いて、しかも“快斗と付き合ってるのか?”だなんて……二重で驚いて変な声を出してしまった。
「よかった。それなら聞くけど。ちゃんもマジック好きなんだろ?アシスタントって興味ない?やってみないか?」
「アシスタント……!?」
「ジョーダンだろ?真田さん……」
「冗談なもんか。スタイルも良さそうだし顔も可愛いし……適役だと思うけど」
私が……?
真田さんに何を言われてるのか理解した途端、もう次の言葉が出てこなくなってしまった。
「……ダメっす。は……どーしてもやりてぇんなら、俺の所でやれよ」
「駆け出しの快斗より、僕の所の方がいろんな面で待遇はいいと思うけど。いいお小遣い稼ぎになるよ」
「俺だって……払ってやる!」
快斗まで突然どうしたんだ。
やっとの思いで、言葉を発する。
「ちょっと……待ってよ、すぐには決められない……」
真田さんの助手なんて荷が重すぎる!
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真田さんと働けるなんて夢みたい!
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