Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第18章 朧月を見上げて【白馬探】
寝室に入り、扉を閉めるなりを抱き締めた。もう誰にも邪魔はさせない。
腕の中の小さな身体が愛おしい……
彼女の腕が自分の背中に回ってくる。ベッドはすぐそこ、もう抑えるのも限界に近い。
「、こっち向いて……」
ゆっくりとこちらを見上げてくる瞳も、ピンク色の頬も、柔らかそうな唇も……全部欲しい。
アゴを掬って更に上を向かせて、唇を重ねた。やっぱり柔らかい。何度も、何回も、その心地よい感触を味わう。
小さな隙間から舌を滑り込ませれば、その先は蕩けるように熱くて……脳まで痺れそうなくらい……
唇を離して、しばらくぶりに見たの目は、虚ろで、ウルウルしてて……初めて見た彼女のそんな表情に……理性の糸は切れる寸前だ。
「僕は、のこと、大事にしたい。だからが嫌がることはしたくない。急ぎたい訳じゃないんだ。だけど……」
「……嫌だったらここに来てないし……何も嫌なことなんてない。明日、帰っちゃうんでしょ?会えなくなる前に……」
「……」
もう一度強く彼女を抱き締めて……身体を抱き上げてベッドにそっと降ろし、背中を倒していく。もう止めることはおそらくできない。
深く口付けながら、の身体に手を伸ばす。華奢な細い肩に腕、けど柔らかくて。もっと、触れたい。
ゆっくりと手を這わせて辿り着いた胸もふわふわで……柔く揉めばから甘い息が漏れてくる。もっと、聞きたい。
ヒラヒラしたスカートの上から脚を撫でれば、どうしても脳裏に蘇ってくる先日の写真……ああ、もうダメだ。早く全部脱がして、の全てを見たい。