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Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】

第17章 ふたりの蜜月*後編【赤井秀一】


翌日。朝ふと目覚めて、横にいるを眺めていたら……いつの間にか手が出ていた……起きた彼女は驚いていたが最後は悦んで絶頂を迎えた。

昼にも一度、また夜にも二度、の中に子種を注いだ。ここまですれば、子も宿るか。





旅を終えワシントンに帰ってくると、が楽しみにしていた桜が開花寸前だった。蕾の膨らんだ桜並木の横を車で走りながら、助手席に座る彼女は「来週の休みは絶対お花見しましょう!」と笑う。

全く……はいつも楽しそうだ。決して馬鹿にしているんじゃない。むしろのストロングポイント(長所)だと思っている。





旅行中、一日目の夕食の時にが男の子供と喋っているのを見て、急に無性に子供が欲しくなった。
も同じ気持ちだったようで、あの時は心底ホッとした。


もしも産まれてくる子の性別を選べるのなら、男がいい。ある程度の歳になったら、俺が徹底的に格闘技を仕込んでやる。
万が一に俺が厄介な事件に巻き込まれて、と離れることになっても……俺の留守の間、を守れる男に育てる。
真純のような娘なら女でもまた話は別だが……に似た娘だったら……また次を作ればいい。










END




〈あとがき〉

ちなみに旅行先の夕食時に赤井さんが英語で男の子の家族に言った言葉っていうのは、

「コイツの怒る顔が可愛くてな、俺はわざと怒らせようとしているんだ。でもそろそろ俺達にもボウヤみたいな子供が欲しいから、今日はこの辺にしておこうか」

っていう風なのを想定してました。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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