第1章 月夜に現れた紳士は【キッド/快斗】

ナカをくまなく探るように擦られて、気持ちいい所ばかりを集中的に攻撃される。

黒羽くんの腕を握りしめて、カラダを捩らせた。


「あっ･･･あぁっ！あぁ･･･くろ、ば、くん･･･」


黒羽くんが倒れてきて、ゆるゆると奥を刺激しながら身体をキツく抱き締めてくる。
のしかかってくる重さも、今は心地いい。


「･･･っ、名前･･･快斗って、呼んで？」

「あぁっ･･･か、いと、くん･･･あ･･･あぁ･･･っん！」


腕を背中に回して、脚を腰に絡めた。

唇を塞がれ、息苦しさに拍車がかかる。
でもその苦しさすら愛おしくて。
背中を力いっぱい抱きしめて、舌と舌を結ぶように絡ませた。
唾液が口の端から溢れていく。


「っん･･･ん･･･はぁっ･･･んっ」


思いっきり奥を突かれると、腕の中で身体が跳ねそうになる。

ニヤリと笑う黒羽くん･･･快斗くんが身体を起こすと、また私の好きなトコロを小刻みに攻めだした。


「あっ！あぁ･･･きもちい･･･あっあっ･･･」


脚を抱えられて、奥を何度も突かれて、身体が激しく揺さぶられる。
確実に、意識が昇り詰めていく。


「･･･ココ･･･すげー良さそう、だな･･･っ」

「んっ･･･あぁっ！い、い･･･きもちい･･･あっ」

「あー、俺も･･･っ･･･いい･･･」


強くソコを突き上げられて、更に高みへ昇らされる。


「あぁっ･･･かいと、く、んっ･･･あぁ、あ･･･も、う」

「･･･っん？･･･イきそ？･･･」

「あ･･･あぁっ･･･うん、っ･･･あぁっ･･･」


更に腰を速く強く打ち付けられる。

もう頭がついていかなくて、口からは自分の声じゃないみたいな、耳を塞ぎたくなるような恥ずかしい声が勝手に出続ける。


「あっあぁっだめ･･･だめ、ぇ･･･あぁっ」

「ダメに･･･っ･･･なっちまえよ･･･ほらっ」

「あぁっ！あっあっあぁ･･･いっ、ちゃ･･･あぁ、いく･･･ぅあぁっ･･･ぁ･･･」


カラダの中の何かが弾けて、全身の力が抜ける。

またお腹に、胸に、白濁が放たれて。

荒い息の音と、バクバク鳴り続けている心臓の音だけが聞こえる。