Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第13章 好きだと言うのは難しい【服部平次】
「そうや……そのまま大人しくしとき……ビックリするぐらい可愛ええで、今の……」
アタシは、平次のそのやたら甘い声の方がビックリやわ……
キスが止んで、頬を撫でられて。
平次の服をキュッと掴みながらそーっと目を開けてみる。平次の少し伏せ気味の目ぇがなんか……何も言われてへんのにまるで“お前が欲しい”って言われてるみたいで……身体の中がゾクゾク騒ぎ出した。
「平次……聞いてもええ?平次はいつからアタシのこと……好きやったん?」
「いつからって……ずっとや、ずーーっと」
「ホンマに?アタシと一緒やったんやな……嬉しいわぁ……」
「やっと、や。やーっとと……」
また唇が軽く触れたと思たら、今度はたぶん平次の舌につつかれてる。
そのまま少しずつ、平次の舌が口ん中に入り込んできて……どないしたらええか分からん、もうされるがままや……舌を吸われたり、絡められたり、でもなんやトロンとしてきて気持ちええ。ますます身体から力が抜けてく……
気ぃ付いたら身体を平次に撫でられてて。その手が胸にかかってることでフッと我に返る。
もう寝るつもりやったでアタシ下着付けてへん!
「やらか……いつの間にこんなデカなってん……昔はペッタンコやったやろ」
「そりゃ、アタシは女やし……っ」
そっと膨らみを包まれて、揉まれて……自分で触ったって何も思わへんのに、平次が触るのは全然ちゃう、なんか変な感じや……
それに、なんでこない大事そうに触ってくるんやろ……
身体を押されてそのままゴロンと倒されて、仰向けになって。上に平次が覆いかぶさってくる。
「ココ、硬なってきたな……」
「……っ!」
パジャマの上から乳首を擦られて、くすぐったいような変な感じがして……平次の顔を見てられんくて思わず顔を背けた。
「恥ずかしいか?気持ちええんとちゃうんか?」
「分からん……っぁ!へ、いじ……」
なんや耳の近くで喋られてると思たら耳にキスされて、おまけに平次が耳の周りを舐めてきた。
ほんまにこのまま平次に任せとけばええの?
乳首は摘まれて、耳はやらしい音立てて舐められて……変な声出そうやし、頭ん中空っぽになりそうや……
「平次……なんか変や、アタシ……」
「それでええ。それが気持ちええっちゅうこっちゃ……」