第7章 天城家の娘として…
忍said
那茅の部屋に入り、毎回のように俺は抱きつく
相変わらずちっせーな…
恥ずかしがろうともせず、フツーにニュース見てやがる…
しかも何なんだ…犬のクセに那茅に膝枕なんかさせて!!
忍「(いーなぁ…)」
って
違うだろ俺!
勿論のように今日は泊まってく事にした。
『で…そろそろ離れろ!暑い重いくすぐったい!』
突然そんな事を言うものだから、どうしたものかと顔を覗くと…
とても、眠そうな顔をしていた…←
忍「(なんだ、少しは照れてくれたのかと思ったし…)」はぁ…
『なにため息なんかついてんだよ…』
忍「何でもねー」
『シノ、あたし眠いから風呂入ってくるよ…多分もう少しで鉄平は帰ってくる…んあ…んー……母さまと父さまはーー…わかんねーな、多分親戚の家にお呼ばれしてたっけな…ゆっくりしてていーぞーぉ』
最後に“サクラ、行こう”と言って風呂に向かった
バタン…
那茅の匂いのする部屋に1人残された自分…
忍「あれ…まさかサクラも一緒に入るのか?」汗!!!
俺はその瞬間、本当にサクラになりたいと願ったのだった←